トップ  >    パリの観光地  >  パリのビュット・ショーモン公園(Buttes Chaumont)


ビュット・ショーモン公園は、パリ19区で下町であるベルヴィルの丘陵に位置しており、1864年から1867年にナポレオン3世の命でオスマン知事が整備したものです。

公園の中央部に大きくて浅瀬の池があり、池の中央に50メートルの高さにもなるゴツゴツした岩の島があります。ゴツゴツした岩には、後ろ側から登る事が出来ます。イタリア神殿を模した小さな円形の展望台まで登ると、モンマントルの丘やベルヴィル地区一体を眺める事が出来ます。

また、ビュット・ショーモン公園の脇には洞窟があって、中は昼間でも暗くなっています。小さな滝から水が流れ落ち、鍾乳洞から水が滴れ落ちており、一瞬パリに来た事を忘れてしまいそうになります。この水は、サン・マルタン運河から水を引き込んでいるそうで、中央の池に通じています。

ビュット・ショーモン公園は、普通の平たんな公園とは全く違って、まるでテーマパークのような面白い公園となっています。敷地内には大きな高低差って、風景も変化に富んでいます。だから散歩したりジョギングしたりしても飽きる事がありません。そのためか多くの人が散歩やジョギングを楽しんでいます。

この公園はパリでも有名な公園ですが、夏の観光シーズン以外には、いつもそれほど多くの人が居るわけではありません。都会にありながら静かにのんびりと散歩を楽しむ事が出来ます。私が行った時には、地元の小学生がクラスの授業か何かで十数人でかけっこの競争をしていました。

ベルヴィルは、世界的に有名な「愛の賛歌」などを歌ったシャンソン歌手であるエディット・ピアフの生まれた地として有名です。1915年に生まれたピアフは、父がノルマンディー出身のサーカスの曲芸師、母はイタリア人の流しの歌い手でしたが、生活は極度の貧困状態にあったそうです。このようにベルヴィル地域は、パリの貧しい労働者の町として認知されてきました。

フランスの労働者受け入れ政策によって、1970年代頃から移民労働者が増え始めると、ベルヴィル地域はこれらの労働者が住む場所となりました。現在この地域には、北アフリカなどの旧植民地等からフランスに来た労働者の色が強い町となっています。中国からの華僑も多く、中華街などもあります。


ただし、この展望台からの景色を眺める前に、小さな円形の展望台に多くの落書きを見てとれます。中には日本語のものや中国語のものも・・・。どこの国でも落書きを見かけますが、この地域は特に低所得者の労働者が多い事も多少は影響がある事でしょう。
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